■ プロジェクトの経理について 2002年1月


多くの方々からご支援ご協力を頂き、当プロジェクトも終結を迎えることができました。
これも皆様の温かいお心の賜物とスタッフ一同、心から感謝しております。
本当にありがとうございます。

当プロジェクトの経理の方針と、それが決定するに至った経緯についてまた、現在までに支援金がどういった目的で使われてきたかについてご報告させていただきます。
 

■プロジェクトの経理に関する経緯と基本方針

私たちプロジェクトスタッフにとって、犬の大規模な保護は勿論のことボランティア活動を運営すること自体が全く初めての経験でした。
当然ながら、ボランティアの経理に精通したスタッフは皆無です。
正直なところ、手際の悪い部分が多々あった事実は否めません。

また、当初、元所有者の前言を反故にするという非常識な行動により、支援金口座公開が予定より遅れてしまった事も痛手でした。
その影響で、最も多忙な時期に大量の事務処理が山積してしまったことはボランティア運営に不慣れな私たちにとって、経費処理をより一層難しいものにしてしまいました。

同様に、同じスタッフ内でも、ボランティアに対する意識の違いにより、経費設定について合意に至らないという経過もありました。(急ぐあまりに設定を曖昧にしたり、その場限りにしてしまっては、今後の活動そのものに支障をきたすことは明白です。)

多くの皆様から、支援金を頂戴しての活動ですから、私たちにはお預かりしている支援金をしっかりと管理する責任があります。

あくまでも公正であることを第一義として掲げることを重要視し、支援をしてくださっている皆様どなたにもご納得いただけるよう、私たちは公認会計士の先生にご協力を仰ぐことに致しました。
ボランティア活動にも詳しい先生と、数回に亘るご相談を経て、ようやく経理に関するガイドラインを制定できたのが、2001年5月3日のことです。

この「ガイドライン」とは、「何を持って経費とするか」の指針です。
経理の方針を決定することは、当プロジェクトが「ボランティアをどう捉えているか」に繋がる、重要な問題です。
そこで私たちは、他のボランティア団体、有珠山や三宅島の獣医師会の活動など、多くの前例を検討した上で、最終的に会計士の先生に仲介の労をとって頂き、下記団体の経理の方針に準拠させて頂くことにしました。

東京ボランティア市民活動センター
  (設置・運営/社会福祉法人 東京都社会福祉協議会)


<注意>
ボランティアセンターは、厚生省の奨励を受けて 各市区町村の社会福祉協議会により設置されました。
詳細についてお知りになりたい方は、下記アドレスの、 経済企画庁による国民生活白書をご参照ください。
http://www5.cao.go.jp/j-j/wp-pl/wp-pl00/hakusho-00-index.html

東京ボランティア市民活動センターの「ボランティア活動の原則」の中には

『(ボランティアとは)精神的報酬を得る活動であって、金銭の報酬を期待して行うものではありません。
ただし、本センターでは、交通費や材料費などの実費弁済については無償の範囲内であると考えています。』

と、明記されています。私たちは、その原則を、そのまま当プロジェクトにも当てはめることに致しました。
つまり「無償、無給で労働力を提供し精神的報酬を得るのだから、実費については精算します。それは金銭の報酬という範囲ではなく あくまで実費精算なのです。」というスタンスです。

残念ながら、支援金には決して余裕があるわけではありません。
けれど、少しづつでも経費の精算をしていかなければ処理は遅れるばかりです。
きちんとした経理のご報告すら適わない、曖昧な状態が続いてしまいます。
ですから、ガイドラインの制定を以って、ようやく着手が可能になった時点で、私たちは、身近な経費から精算に臨む事に致しました。
今現在、現地ボランティアに参加してくださった皆様の交通費、次いで、スタッフたちが立て替えていた経費を、それぞれ精算にあたっております。
(それでも、プロジェクト内では、支援金の現状を鑑み、通信費・交通費などの精算を固辞しているスタッフが大勢いる状態であることも、お伝えしておきたいと存じます。)

本来、このプロジェクトは継続的な保護団体ではないため目的が達せられた時点で解散し、その後存続するものではありません。
そのような組織では、明確な収支報告は、解散時に「決算」という形でお知らせするのが最良とされております。
(上記致しました他団体等の活動でも、決算時の報告例がございます。)

  しかしながら、支援金の残高が危ぶまれる現在、皆様に更なるご理解ご協力を賜る為には、たとえ概算であれ、収支のご報告をすることが不可欠であると考え、只今、 遅ればせながら、この度、このような形でご報告させていただく事に致しました。

プロジェクトの活動内容をより皆様にご理解頂ければと考え、まず、このような形でのご説明をさせて頂きました。

2001年6月
元イベント犬を救え!プロジェクト
経理チームスタッフ一同